八幡医師会の皆様、そして地域の皆様へ、
八幡医師会は、1917年に八幡市医師会として設立され、1963年北九州市誕生と共に北九州八幡医師会として歩んでまいりました。以来100年以上にわたり、地域医療と住民の健康を守る使命を果たして参りましたことを誇りに思います。
現在、約560名の医師会員が集い、健康診断やワクチン接種、夜間休日急患センターへの出務、介護認定審査会への出務、学校医、産業医、市民センターの顧問医などを通して、地域社会における医療の発展と市民の健康向上に努めています。また八幡医師会は、八幡医師会医療・福祉センター、八幡在宅医療・介護連携支援センター、そして八幡医師会看護専門学院など、多様な事業を展開し、地域の医療・福祉の充実に貢献しています。
八幡地区は特に高齢化率の高い地区です。地域の皆様が高齢になっても、または障害を持っていても、いつまでも住み慣れた八幡の町で安心して暮らしていけるよう、地域包括ケアシステムの構築を推進しています。そのためには多職種の連携が重要になります。私たちは令和5年度より地域包括支援センターの圏域ごとに医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネ、リハ職、介護職、管理栄養士などの専門職がチームを組み、定期的に勉強会や情報交換会を開催し、お互いに顔の見える関係を構築しています。地域での課題が生じた場合には、多職種で知恵を出し合い、地域の支援者や行政とも積極的に連携して、解決に取り組んでいます。
八幡医師会は、医療の質の向上と地域社会への貢献を第一に、地域の皆様と共に歩み、地域に根ざした医師会活動を推進するためにさらなる努力を重ねてまいります。今後とも、医師会の活動にご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
令和6年6月
公益社団法人北九州市八幡医師会
会長 西田 英一