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八幡医師会 会長挨拶

公益社団法人 北九州市八幡医師会 会長 鍵山 明弘

公益社団法人北九州市八幡医師会会長の鍵山 明弘です。

八幡医師会は大正6年(1917年)に八幡市医師会として発足し、初代会長の疋田 一生から第21代会長の穴井 堅能まで100年以上にわたり地域医療を守るために活動してまいりました。

現時点での当会の会員構成は、病院・診療所の開設者であるA会員が273名 勤務医であるB会員が 250名、研修医であるC会員が43名となっています。

我々の使命である地域医療を守るということは、すなわち地域住民の生命・健康を守るために医療環境を整備し、より良い医療を提供し続けて行くことだと考えています。

今まで日本の社会を支えてきた「団塊の世代」と呼ばれる方々が後期高齢者となる2025年は目前であり、地域包括ケアシステムの構築が急がれています。医療保険と介護保険を両輪として、医療機関における外来診療はもとより、在宅医療や介護サービスとの緊密なネットワークの構築が必要です。

また、高齢者から若い子育て世代や小児に至るまで安心して生活できるように、救急医療、住民健診、学校健診、予防接種などにも力をいれていきます。

地域の医療体制を堅持するためには、看護力の強化は大切な課題です。八幡医師会の看護専門学院では現在、准看護師科と看護師科の二つの課程を運営しており、地域社会に貢献できる質の高い看護の実践者を養成しています。

准看護師科は昭和30年の開講以来、養成の歴史を重ね、現在までに4,873名の准看護師を育成してまいりました。

看護師科は昭和50年に開講し、更に平成29年から全日制3年課程を新規開講し、現在までに1,740名の看護師を世の中に送り出してまいりました。

また、地域包括ケアの中核となる質の高い医療・介護を行うために八幡医師会医療・福祉センターを運営しています。

八幡医師会介護保険総合センターでは、在宅医療・介護に関する相談・支援を行っており、八幡医師会訪問看護ステーションでは在宅医療と連携し、在宅療養患者のケアを行っています。

平成27年6月から北九州市の委託事業として行っている八幡在宅医療・介護連携支援センターでは、在宅医療を行っている医師や病院との連携・調整、多職種連携の調整、退院時支援の相談、地域ネットの構築や「とびうめ@きたきゅう」の普及など幅広い活動を行っています。

また、八幡地区の基幹病院と連携・協力しながら地域医療構想に基づく地域医療提供体制、今般のコロナ禍を踏まえた機能分担の在り方を検討することも我々の重要な責務であると考えています。

これまでも公的病院との意見交換や各病院院長との話し合いを継続するとともに、各公的病院の副院長の皆さまには当会の役員に就任していただき、各病院と当会との円滑で迅速な意思疎通を図っています。

最後に、日本医師会が平成12年4月に採択した「医の倫理綱領」をご紹介します。

「医の倫理綱領」では、医師の基本的な職業倫理を定めており、医療を巡る情勢が流動的な昨今、この基本理念を再確認しておく意義は極めて大きいと考えます。

八幡医師会では、役員に「医の倫理綱領」の唱和を通じて各自の自覚と責任をもった活動に繋げています。

時代は今、大きな転換期に直面しており、医師会活動にも様々な障壁が想定されるところではありますが、この理念を踏まえつつ、役職員一同身を引き締めて活動してまいりたいと考えていますので、今後とも皆様のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


「医の倫理綱領」

医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

  • 医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。
  • 医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。
  • 医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。
  • 医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。
  • 医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。
  • 医師は医業にあたって営利を目的としない。

(令和2年7月)

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